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2006年8月31日 (木)

トラトラトラ(我、奇襲ニ成功セリ):前編

事の発端は夏休みの最終日、8月22日の事だった。
後片づけをしながら、ゴミを燃やしていると小屋の南東角の方から、「フチ、プチ」というか「バシ、パシ」という様な、妙な音がしているの気がついた。もっとも近い音としては、飛び回る虫の羽が網戸に当たる時の音だが、それに比べるとリズムがゆっくりと言うか、間延びした間隔である。
で、音のする方へゆっくりと近づいて行きながら、周りを観察すると二匹の虫が、Tyvek(透湿防水紙)を齧っている音だ!
更に観察すると軒天と壁の隙間から、這い出して来て飛び立つ虫の姿が目に入った。そしてぶぅぅ~~~~ん」という、独特の重低音の羽音。ハチだ!
この時は夕方で既に日も傾き、はっきりとした特徴も見る事が出来ないので、週末までにハチに関する商法の収集と、対策候補の立案をすることにして帰宅したのであった。

翌日、会社で仕事の合間を縫ってWEBで検索をかけるが、ヒットしてくるのは自治体のサイトか、駆除業者のサイトばかりであり、種類の同定に必要な情報が得られない。で、キーワードの「ハチ」を「蜂」に変え(「駆除」とのandで)検索して、ようやくヒットしたのが「都市のスズメバチ」というサイト。明記がされていないが、どうやら名古屋市環境衛生センターにお勤めの方のようだ。
このサイトの記事から、特に攻撃性の強い「オオスズメバチ」「キイロスズメバチ」「コガタスズメバチ」と「アシナガバチ」の特徴を頭に叩き込んで、週末を待つ事にする。

金曜日、仕事中にふと「そういえば、ハチ採りの得意な知人がいたっけ」と思い出し、帰宅して電話を入れると「もう寝ちゃいました」と彼のお母さまの返事。あちゃぁ~、そう言えば八時には寝るとか言ってたもんなぁ。
仕方が無いので、彼には翌日に連絡を取る事にして、山小屋へ出発する。
山小屋へ着いて早速、ハチが出入りしていた軒天の隙間を確認するが、外気温が20度を割り込んでいる事もあり、ハチの活動は認められない。これなら夜間に攻撃を仕掛ければ、こちらの安全は確保できるって事だね。
明けて土曜日(8月26日)、先の知人の携帯に電話するも、”不携帯電話”状態なのか、何度掛けても留守電にとばされる。妻からは「早ぉ~、駆除せんかい!」と急っつかれるし。
なんとか夕方になって、知人に連絡がつき現況を説明し、アドバイスを求めた所「出入りしている隙間から1mまで近づいても威嚇してこない事や、総勢で十匹程度との事からまだコロニーは大きくなっていないので、下手な刺激を与えなければ、それほど心配はないであろう。早朝や夜中の様に外気温が下がって活性が落ちたときに、適当な殺虫剤を隙間に吹き掛ければそれだけで駆除できると思う。ただし懐中電灯を手持ちで照らす事は厳禁。ハチに刺される事よりも慌てて脚立から転がり落ちない様に気をつける事」の解答であった。
食事を済ませる頃には、ハチの活動は見られないくなっていたが、まだガ外気温は20度を保っていたので、念のために20度を割り込むまでまってから、攻撃をかける事にしてビールを飲みながら(ぉひぉひ)待機する。
22:00時を過ぎた頃から肌寒さを感じる様になったので、作戦開始。殺虫剤片手に夕方に置いておいたウマに乗り、軒天の隙間に向かって「噴射開始!」
ところが噴射を開始した途端に、頭のすぐ脇で「ぶぉぉぉぉおおおおお~~~~ん」と羽音ぐあぁ!慌ててウマから飛び降り、暗がりに身を潜めて隙間を観察するが、ハチが飛び出してくる様子は無い。どうやら屋根裏の空間が、太鼓の胴の役目をして音を響かせただけの様だ。
気を取り直して、第二次・第三次と羽音が聞こえなくなるまで、攻撃を繰り返す。
戦果があったのかどうかは、判らないが明日になればそれも判明するだろう。

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