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2006年8月16日 (水)

ナイロンカッターは高負荷?

一昨日のエントリで、ナイロンカッターに対して高評価したのだが、スターターロープのトラブルに関しての情報収集中に、気になる記事を見つけた。この記事だけではなく、テクニカルノートの方でも、ナイロンカッターの常用による、故障修理例が掲載されている。

私が導入したナイロンカッターは、ホームユースの簡易な構造のもので、カッター刃の代わりにホルダーを取り付け、このホルダーの穴に規格化されたナイロンコードを二本、通すだけというものだ。なのでカッター本体の重量はナイロンコードを含めても200gは無い。
対してプロユースのものは、カッターの中にリールに巻きつけられたナイロンコードを納めた上、ナイロンコードを自動で繰り出す機構まで内蔵されている。ナイロンコードも数十m程度はあるから、それだけ重くなる事は想像に難く無い。
しかし物理法則からみて、運動中心(刈払機ではカッターの中心)に質量が集中していた方が、加減速等の際に要するエネルギーは小さくなる訳で、当然クラッチにかかる負担も小さくなるはずだ。
加速時に必要なエネルギーが小さくて済む事は、カッターを加速させる時のスロットル開度で判る(チップソーだと回転が上がるまで待ち時間が必要だが、ナイロンカッターだとこの待ちを意識しなくてすむ)し、急減速(チップソーが立ち木などに当たるケース)は全くと言ってよいほど発生しないから、ここでもクラッチの負担は小さいはずだ。
もし本当にナイロンカッターが刈払機に負担がかかるとするならば、カッター機構とナイロンコードの装備重量が、チップソー一枚よりも重いというならば、納得もいくが先のコンテンツには「空気抵抗」ってあるもんなぁ。
空気抵抗の基本は”前面投影面積X空気抵抗係数”と、運動速度で決定されるんだけど、今回のケースでは運動速度は(カッターヘッドの回転数で決まるから)両者共に等しいと仮定して構わないし、回転運動の場合は投影面積の多寡も影響薄いから、そうなるとやはり運動質量の違いが機械に対する負荷を決定するように思うんだよな。
もっとも、記事を書いているかたは業務機を相手にしている方だから、σ(^^)の様なホームユーザーとは異なる事情があるんだろうけど、
身近な例で考えてみると、マニュアル・トランスミッションのクルマでクラッチが早く傷むケースを考えてみれば、”急加速と半クラッチの多用”がもっとも過酷な条件といえる。急加速でくラッチが痛むのは、「エンジン出力に対して抵抗(平たく言えば車重)が大きい」時で、半クラッチの多用も運転者の癖を除けば(刈払機は遠心クラッチだから、運転者の癖の影響は小さくなる)、決定的な要素はカッターヘッドの実量で決定されると予想出来る。

ちょっと興味が湧いたテーマなので、初トラックバックを送ってみようっと。

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コメント

 ウ~ン、分かるような分からないような。
確かにウチのは貰い物の大きなのと、私が買った安いのがある。
貰い物の方には鋼の刃を付けて使っているが、あまり高回転にすることはない。灌木を切る時だけ吹かす位かな。
 それに対して買ったのは軽くて良いのだけど非力。
これに鋼の刃を付けたりもするが、ナイロンカッター用に使っている。
 その時に思ったこと。高回転にしないと切れないからどうしても吹かし気味。
結果、燃料の消費が多い様に思う。タンクも小さいけど、それにしても燃料が無くなるのが早い。
だから機械の各部に掛かる負荷も高いのかな。
今度、刃を入れ替えてみようかな?

投稿: もと | 2006年8月17日 (木) 22時39分

 それと刃(ナイロンコード)を10㎝も出せば、相当重くて草を切っているウチに回転が落ちてきます。
物に当たって回転が落ちたのを回復するにも時間が掛かるし。
そう言う意味ではクラッチの負荷も高いのかも知れませんね。

 

投稿: もと | 2006年8月17日 (木) 22時47分

もとさん、コメント有り難う御座います。
うちで導入したのは、ナイロンコードが予めカットされている物を、使うタイプなんですよ。

>それと刃(ナイロンコード)を10㎝も出せば、相当重くて
>草を切っているウチに回転が落ちてきます。

となると、コードリールを使うタイプとは、別と考えにゃいけませんね。
うちのタイプだと、吹かせば吹かせただけ回転が上がりますから、オーバーレブしないようにスロットル開度を調整する必要があります。
チップソー等なら、フライホイール効果も狙えるでしょうから、コードリール型を使う時には、ある程度のパワーが要求されるって事なのでしょうね。

投稿: 飛魔人 | 2006年8月18日 (金) 01時07分

こんにちは、コメントありがとうございます。
こちらこそ、ブログのマナー等あまり良く分かっていないので、ご迷惑をおかけしたかどうか心配しておりました。

これからもよろしくお願いします。
何か間違った方法で、コメントやトラックバックをした場合は、すみませんが教えていただければ幸いです。
ではまた

投稿: チェンソー屋 | 2006年9月12日 (火) 12時31分

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» ナイロンカッターの負荷(空気抵抗) [チェンソー屋]
ナイロンカッターの負荷でトラックバックを受けたので、トラックバックにて返答してみます。 マナー違反でしたなら、トラックバック取り下げますので教えてください。 山小屋通信さんのブログ ナイロンカッター自体は、極端に重かったり変な形でなければそれほど負荷になるとは思えません。 やはり、ロープの部分の空気抵抗が通常の刈刃に比べるとあると思います。 円盤を回転させると空気抵抗は、円盤の表面のざらつきが抵抗になると思います。 円盤の厚み自体は、回転の場合の空気抵抗にはあまり関係ないかと思い... [続きを読む]

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