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2007年2月20日 (火)

目立て(その壱)

今回はソーチェンの目立てについて、私なりのノウハウというかやり方を書いてみようと思う。私もチェンソーを使い始めてから、目立てに関してはWEBでの検索で探してみたんだけど、取説を端折った様な内容かさもなくば、チェンソー・カーバー達のヲタ(カルト的に突っ込んだ内容)話かの両極端な内容なんだな。
なので「初めて目立てをする」「目立てしたけど、これが正しいのか判断出来ない」ってレベルをターゲットに、「もっと気楽に目立てを楽しもう」って辺りの視点で書いてみます。
私が使っている目立て道具については、こちらのエントリを参照して下さい。

Cimg1200まずはチェンソーをバイスでしっかりと固定します。バイスを用意出来なければ、こちらの様に端材や丸太を利用しても良いでしょう。要はヤスリを当てた時にチェンソーがグラグラと動かなければ良い訳です。ソーチェンの張りはノーマルかちょっときつめに調節します。そしてガイドバーの下側、ソーチェンとガイドバーの間にプラグレンチやドライバー等を突っ込んで、更にソーチェンを張ります。
以上の準備ができたら、ガイドバー上側のカッターの一枚を選んで、目印を付けます。写真で赤くマジックで塗られているのがそれですね。目立ては右カッターから始めますので、バー先端の右カッターに印を付けるのが良いと思います。
余談ですが、写真に有る様に”コーヒー片手に”くらいに、リラックスして作業しましょ。プロと異なり我々アマチュアは、時間に追われる必要はありません。むしろ焦って作業する方が百害合って一理無し。カッター一枚おw目立てしたらコーヒーを一口って位のペースで、気楽にやりましょう。

Cimg1203さ、目立ての開始です。
目立てゲージをセットしてヤスリでカッターを削っていきます。この時、ヤスリの持ち方に注意しましょう。右カッターと左カッターではヤスリの持ち方が異なるんですよ。
右カッターを目立てする時には写真の様に、ヤスリに親指を添えて手首を返した形になります。こうする事でカッターに対するヤスリの角度を一定に保ち易くなるんですね。写真には写っていませんが、ヤスリの先端には左手を添えます。チェンソーをしっかりと固定する理由は、両手でヤスリを支えるためでもあるんです。

Cimg1207右カッター全ての目立てを終えたら、チェンソーを180度反転させて左カッターを目立てします。
右カッターでは親指をヤスリに添えましたが、左カッターでは人差し指を添えます。これも手首を反す事でヤスリを一定の角度で保持し易くします。
この時も左手はヤスリの先端に添えて、カッターに対するヤスリの角度が一定になるようにします。

以上の様にして、力の配分をカッターに押しつける力とヤスリの高さを支える力の配分を7:3になるように注意して、カッターを削っていきます。大体の目安として三回削れば、「毛反り」と呼ばれるバリが上刃に出て来ます。三回で出なくても五回も削れば出て来ます。五回削って毛反りが出ない場合には、それなりの理由がありますが、それは次回に纏めてみます。

現代の生活において、刃物の砥ぎを行うことはまれで、そのノウハウは失われつつあります。その中でソーチェンはシステマティックな設計になっていて、単純な約束事さえ守れば誰にでも”十分な切れ味”を取り戻せる設計になっています。もちろん”必要な切れ味”を出すには精進が必要なんですが、”十分な切れ味”と”必要な切れ味”は別物になります。
ログビルダーや、チェンソー・カーバーが語る目立ては”必要な切れ味”であり、”十分な切れ味”のその上を求める目立てです。”十分な切れ味”を実現する近道は、「チェンソーの固定」が肝です。チェンソーをしっかりと固定して目立てをすると、楽に切れ味が取り戻せますから、目立てが楽しくなって来ます。
チェンソーを固定するのが億劫なのは最初だけ。是非、試してみて下さい。


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