« 初雪 | トップページ | 週末の天気 »

2008年11月20日 (木)

NTTは出入り禁止!

昨夜の事だが、帰宅直後に一本の電話があった。妻が「替れって」と言うので電話にでてみると、NTT西日本の代理店の某とやらから、インターネットアクセス回線を光にFTTH(平たく言えばフレッツ光)にしないかという、勧誘電話であった。普通であれば気にもしないネタなのであるが、この代理店はうちが使用しているアクセスサービスを、知っていたんだな。これって、明らかに「個人情報の漏洩」なんじゃね?電話を掛けて来る程度なら、電話帳からの絨毯爆撃って事もあるだろうが(ISDNを使っていた時に、ISDNの勧誘を受けたし、フレッツISDNを使っているのに、勧誘されたりした)、今回は明らかにNTT以外のサービスを使っている事を知っていたから。
これは解り易く書けば、「NTT西日本は、自社のサーbスを使用して無い顧客リストを、代理店に流して自社サービスの売り込みをさせた」という事であり、「顧客リストには、顧客が利用中のサービス業者名が記載されていた」と言うことだ。前段のみであれば、手当たり次第の電話営業と目こぼしもするが、後段は明らかに「個人情報を漏らした」訳で、許容の範囲を越えている。

次に会話中でカチンと来たのが、私が「NTTさんのサービスは、一切使う気はありません」と言ったら、「理由をお聞かせ頂けますか」ときた。んなもん、なんでどこの馬の骨とも判らぬ輩に説明しなきゃならん。つか、「一切、使う気は無い」と答えた時点で、空気読めよ。(苦笑)
まぁ、暇をもて余している時だったら、最低一時間は掛けてNTTが嫌いな理由を喋ってやっても良かったんだが。

昨今のADSLやFTTH等の、定額接続サービスが当たり前になってから、インターネットを利用し始めた方々はご存じ無いと思うが、パソコン通信時代からネットワーカーにとって、NTT(旧電電公社)は”悪の帝国”であったのだ。
理由の一つは「世界一高い通話料」だ。市内通話\10/分では、ダイアルアップしか無かった時代では、ちょっとWEBサーフィンをするだけで、数百円の請求が飛んで来る。パソコン通信では、様々な電話料金節約術が編み出されていて、\500/月程度に押さえられていたが、WEBサーフィンでは、一時間も使えば\600だ。
ネットワーカーからこれだけ金を毟りとっていたんだから、十分に「悪の帝国」と呼ばれる資格あり!

次に高速インターネット接続の幕を開けたのは、2000年から本格的に、提供され始めたADSLだけど、これの普及を最も阻んだのがNTT。恐らく世間ではADSLはNTTが始めたサービスだと思っている人が殆どだろうけど、実際が大間違いで、NTTは有りと有らゆる手段(有意・無為)を講じて、ADSLの普及を阻んだのだ。しかし、森内閣の「IT(いっと)革命」政策、続く小泉内閣の「構造改革」政策によって、NTT施設の開放が決定した。
この時、一つの小さなベンチャー企業が名乗りを上げたのである。そのベンチャー企業の武器が「xDSL」。旧来の電話線を用いて、高速でのデータ通信を可能にする技術であった。その企業の名は「東京めたりっく通信(以下、”東めた”と略す)。1999年に設立され、東京都内でNTT局舎施設を使った、実証試験を開始したのである。この時のサービス提供価格は、プロバイダーサービスを含めて月額5000程の定額制。当時、フレッツISDNが月額\2000だったと記憶しているが、これにプロバイダーの月額料金が\3000程だったので、金銭的には安くはないが、家庭向けISDNがMax128kbpsだったところへ、Max1.6Mbps(実際には伝送路の条件もあり、600~800kbps程度)の高速アクセスが可能だったのだ。
しかし、これをNTTはつぶしに掛った。局舎設備の工事申請をたな晒しに放置し、利用者の本人確認の不備を理由に(NTT回線の使用者と、東めたへの申込者名が異なると、”個人情報の守秘義務”を理由にした)門前払いをくらわす。結果、スムーズに事が運べば、'99中に試験結果が集まり、年明けの2000年にはブロードバンド元年を迎えられるはずだったのが、2000年四月くらいまでずれ込む事になった。しかし旧郵政省がxDSLに対してGo!サインを出すという官僚にしては珍しくまともな決定を下し、ADSLは晴れて開放されたのであった。
しかしである、散々ADSL潰しを展開してきたくせにNTTは、郵政省の決定がでた途端に態度を一変させ、フレッツADSLの売り込みを始めると言う、節操の無さを見せたのである。この節操の無さ、厚顔無恥さも十分に”悪の帝国”と呼ぶに相応しかろう。

他にもNTTグループとして気にいらない理由は多々あるが、インターネット接続に関しては、こんなところかな。「東京めたりっく通信」は、会社としては2001年に姿を消したのであるが、日本のインターネットアクセスに「高速化」という幕を開けた。そして東めたの活躍があったればこそ、FTTHに関してもNTT一社独占にならずに済んだのである。だから私はメジャーには靡かない。エンドユーザにとって大切なのは、「選択の自由が有る」事だと思うから。


人気ブログランキングへ


|

« 初雪 | トップページ | 週末の天気 »

コメント

>この代理店はうちが使用しているアクセスサービスを、知っていたんだな。
この部分だけちょっと違ってますわ(^^;
一昨日初めて電話があった時に「Yahooさんか何かをお使いですか?」との問いかけに「はい」と答えたもん。
この事を話していなかったからね。

投稿: よしこ | 2008年11月21日 (金) 09時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/110783/43177805

この記事へのトラックバック一覧です: NTTは出入り禁止!:

« 初雪 | トップページ | 週末の天気 »