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2009年1月21日 (水)

サプライズ

先週の日曜日の事。山から帰宅して、”そろそろ、晩ご飯を食べに行こうかな”ってな頃合いに、宅急便が届いた。妻が受け取って来た荷物は、amazon.comからのもの。”また、レアな園芸書でも買ったか?”と横目で見ていたら、「えぇ~!こんなに小さいの!?」「思ったより早く着いちゃったなぁ・・」などと独り言を呟いている。
暫くしたら「はい、ちょっと早いけど誕生日プレゼント」と、ラッピングされた品物を手渡された。中から現れたのは、「宇宙戦艦ヤマトDVDメモリアルBOX」。「何にしようか迷ったんだけど、リアル世代でしょ(笑)」と笑う妻に、なんとお礼を言えば良いか少々の戸惑いを感じるものの、BOX物はどうしても購入価格が高くなりがち(特印アニメは)なので、欲しいと思ってもなkなか手が出ないのも事実だ。

1974年に初回放送された「宇宙戦艦ヤマト」は、それまで「テレビマンガ」「子供(幼児)が観るもの」という、アニメーションに対する一般認識を、一気に「作品」というレベルまで押し上げ、その後の国産アニメの礎となった作品である。放映当時、「戦争礼賛、軍国主義を後押しする」等と、左巻きの頓珍漢共からの批判の声もあったが、巨大ロボットや特撮の「勧善懲悪もの」を見飽きていた世代には、「十四万八千光年の彼方」を目指す設定に”大航海時代”の浪漫の香りを感じ、主題歌の「誰かがこれを やらねばならぬ 期待の人が俺達ならば」に、「立派な大人になろう」と密かに心に誓い、天文や物理学に関するブルーバックス・シリーズを貪り読んだ(まぁ、内容は理解できなかったけど)のである。
今から振り返ってみれば、細部のストーリーや演出にいろいろと突っ込みたくなる部分もあるが、SFドラマの不朽の名作である「サンダーバード」にもてんこ盛りなんだし、今から34年前に作られた事を鑑みれば、そりゃ仕方がない。

夕食から帰って来てから一巻を鑑賞を開始、ヤマトが地球から飛び立つ三話まででダウンしたんだけど、第二話を観て、当時や再放送時には気付かなかった、「影で支えた男達」の存在に気付いた。さらっとしたシーンなんだけど、沖田艦長が「この船は選ばれた人間と、地球の生き物を載せて、地球を脱出する為に建造された」と、語るんだけど、その背後には建造に携わった技術者達がいるんだよね。”自分たちは乗れないノアの方舟」の建造に樹時しながら、黙々と仕事をこなす技術者達。今、この歳になって初めて気付いたシーンなんだけど、”漢”だよなぁ。劇場版ではばっさりと削られているんだけど、「男の仕事」を描いているのに、今さらながらに気付いたよ。

まだ二巻の途中までしか観ていないけど、「宇宙戦艦ヤマトDVDメモリアルBOX」は、「大人への階段」を歩み始めた当時の気概を思い出させてくれるものだった。
ただ、マニアックな解説を聞かされる羽目になった妻には、「ありがとう」と共に、「ご愁傷さま」と言っておこうか。


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