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2009年12月22日 (火)

国道153号線 根羽村高橋(序)

Cimg2101国道153号線。山小屋への林道入り口から、根羽方面を。

1993年6月のある日、国道153号線を飯田方面から走って来た私は、この光景を見て驚いた。
「いつの間にこんな高規格道路になったん?」
確かにこの道を走るのは久し振りであったが、80年代には影も形もなかったはず。88年12月に「あららぎ高原スキー場」が開設され、混み合う「治部坂高原スキー場を避けて通っていた頃にはなかった筈。そしてこの高規格道路は根羽村の中心地まで続いていた。
この道を通る度に「開設されたのは何時だろう」という疑問が頭を過ったものの、取り立てて重要な情報でもなかったので十年以上放置してきたが、ふと思い立って写真に写っている小さな橋を調べてみた。
一般に道路を構成する建築物のうち、橋梁やトンネル(隧道)洞門など、特徴的な構築物には竣工年月日を記した額がある。これを確認すれば最低でも「竣工年月日」位は判るはずだ。

Cimg2096
ガードレールが欄干代りという素っ気ない仕様であるが、歩道のフェンスに銘板があり橋の名前は「島ノ谷橋」と判明。
しかしこの名前、どういう謂で命名されたんだろう。一般に橋の名前となると掛け渡す川の名前から取られる事が多い。若しくはその橋が存在する地籍が由来となるんだけど、地図を見ても「島ノ谷」なんて地名は見つからない。もしかするとこの橋が跨いでいる沢の地元での呼び名が「島ノ谷」なんだろうか。

しかし「竣工年月日」を記した銘板が見当たらないなぁと、きょろきょろ。最近の高規格道路の橋に多いのだが、欄干も無ければ親柱も無い橋の場合、銘板は橋桁に設置されている事も多く、これもそんなケースかと思いきや、意外な所に有りましたがな。
Cimg2099
なんと車道に埋め込まれていた!
リサイズしてあるので読み難いが、「建設省 1990年9月完成 赤石道路建設共同企業体」と刻まれている。

橋梁の「完成」や「竣工」の基準については寡聞にして知らないのだが、”道路としての共用開始”はそれらより後になる程度の知識はある。しかしこの橋を含めて前後の区間における大規模な土木工事を考えると、89年のスキーシーズンに私はこの道を走っていなかったて事か。いや待てよ、スノーボードを始めたのがパラグライダーと同時だったので、91年シーズンだから90年シーズンはまだまだスキーに熱中していたはずだ。という事はこの橋が完成してからも走っているはずなんだよなぁ。
私jの記憶違いというケースを除けば、まず橋梁は完成していたが旧道からの付け替え工事が91年の無積雪期に実施されたというケース。1984年に「遭難」の二文字に脅えながら阿智村七曲りを下っていた時、現道のトンネルや橋梁の姿を目撃しているが、道路の付け替え工事が進んでいる様に見えなかった。しかしまつのやさんのこの記事では
”昭和58年10月に国道153号線が改良され、車で2時間以上かかった飯田市も40分で行き来できるようになりました。”

とあり、昭和58年に25を足せば1983年ってオイ!83年10月に現道が開通してりゃ、楽勝で松本まで還れたってぇ~の。(笑)
多分、引用した記事中の年号は昭和59年10月の間違いでしょう(絶対の自信有り)。雪が融けて現道のトンネルや橋梁への付け替えこうじが行われ、10月に目出度く共用開始と考えれば合点が行くし、このスケジュールを根羽~高橋区間に当てはめれば「島ノ谷橋」の工事に気付かなかった事も納得できる。

「納得できる」理由については、次回に紹介したいと思う。実は本稿の構想を練り始めてから、「あそこの写真もいる」「ここの資料も」となって来ちゃってるんだよね。
今回取り上げた「根羽村高橋地籍」部分だけでも、旧道の話しもあるし陣場橋や陣場洞門も絡んで来るしで、これに歴史まで絡めれば取り留めなく話が広がって行っちゃう。
まぁ、この区間の話を纏める間に、適度なスタンスが定まってくると思うので、お付き合い下さい。


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コメント

snow 昭和59年ですね。
なにかの資料を見て書いたんだけど・・・間違ってたのかも。
確認して訂正しま~す!

投稿: まつのやあきこ | 2009年12月25日 (金) 11時45分

あっこさん、こんばんは

単純にタイプミスなんじゃない?「8」と「
9」って、キーが隣り合っているから。
二十の誕生日が今の会社への入社日で、その年のッ五月に松本へ転勤し、最初の帰省からの帰り道だったので、昭和59年1月は確実に工事中でした。

投稿: 飛魔人 | 2009年12月26日 (土) 01時24分

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