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2010年3月11日 (木)

路上に潜む有人魚雷

” 【ニューヨーク=共同】トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が9日、米ニューヨーク州の道路を走行中に急加速して石壁に衝突、運転していた女性がけがをする事故が起きたと、複数の米メディアが10日報じた。

 事故を起こしたとされるのは2005年製の旧型プリウス。アクセルペダルに引っ掛かって急加速する恐れがあるとして、フロアマットを交換するリコール(無料の回収・修理)の対象となっているが、事故を起こした車は既に販売店で処置済みだったという。”

昨日のニュースで米国サンディエゴ州のハイウェイでの暴走が伝えられたプリウスだが、今度はニューヨーク州の一般道でも暴走だとか。問題が報じられるのが米国内ばかりと言う点が引っ掛かるが、この欠陥に対するTOYOTAの回答が「フロアマットとアクセルペダルの干渉」というなんともけったいなもの。案の定、昨日・今日に報じられた事故は、対策品のフロアマットに交換されていたという事で、欠陥の原因はフロアマットでは無い事が立証された事になる。というか、停止状態や定速状態から急加速するのに、なんで「フロアマットにアクセルペダルが引っ掛かる」なんて言い訳が出て来るのか、理解に苦しむよな。「フロアマットにアクセルペダルが引っ掛かる」状態で起こるクルマの挙動は「速度が落ちない」であって、急加速では無いのだから。
原因究明の為に必須である現状分析の段階で、明後日の方向を向いている辺りに、製造業として必要な技術者がいない事が浮き彫りになっている。
一般に企業内で技術の現場で脂がのっている時期としては、一部を除けば大凡40代半ばまでだろう。となると大学新卒入社として在籍18年~23年といったところであろうか。更に入社後3~5年は下積み時代と考えられるので、正味で15年~20年ってところか。これを現在の日付からさっ引くと1990~1995年頃から”一人前”の技術者として働き始めた事になる。となるとここに合致してくるのが、1995年にそれまで基本的に創業家出身者が社長を務めていたTOYOTAだが、創業家以外の社長を頂くことになる。その男の名は奥田碩、社長・会長在任中に「(クルマは)五年も保てば良い」と言って憚らなかった男だ。
経営トップが「製品寿命は五年も有れば良い、それ以上はムダ」と言うのは、当然の事ながら品質よりも利益を優先したからに他ならない。その事は現場で働く技術者にも影響を与え、良心に従って反旗を放るがした技術者も居たのであろうが、会社の経営方針に楯突いた結果、社内から放逐されていった事は想像に難く無い。

まぁ、TOYOTAのお家事情なんぞは知ったこっちゃ無いのだが、公道にばら撒かれた何百万台ものいつ暴発するか判らない有人魚雷の存在は始末におえず脅威だ。この事は決して他人事では無い。
想像してみて欲しい、貴方が信号に従って渡っている横断歩道に、暴走したエンジンの唸りを響かせながら、制御できない恐怖を顔に張りつかせたドライバーと共に、貴方に向かって突っ込んで来るのだ。貴方は何も悪く無い、ただ信号表示に従って合法的に道路を横断しているにも関わらずなのだ。
特に恐ろしいのは表通りから一本入った道路。こういう道路を走っている時のプリウスは、電気モーターでの走行モードに入っている事が多いので殆ど無音。以前から聴覚障碍者にとっての危険性が指摘されていたが、これにエンジンの暴走問題が加わると、万人にとっての危険と化す。直近まで殆ど無音で近づいて来て、回避もままならない距離で暴走を始められたら・・・・・・


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