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2010年5月11日 (火)

国道153号線 平谷村旧道と山辺の道(中編)

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街道迹の道を辿り、現道へと出て来た。この連休中における、現道の交通量は半端無く多かったが、今日は更に多く、なかなか道路を横断する事が出来なかった。

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平谷村社「諏訪神社」の常夜灯篭。道の左右に一対で設置されている。
右側に立っているのは、道の駅「南信州 平谷」の温水プール。温泉と併設されており、入場料は大人\800子供\500。プール利用者はそのまま温泉も利用出来る。


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諏訪神社入り口の鳥居。建立は正保三年(1646年)と伝う。「御柱祭」で有名な「諏訪大社」の分社であり、やはり七年に一度、「式年御柱祭」が執り行われ今年がそれに当たる。今年は五月十五日(土)と週末にあたるので、見学し易いよね。
詳細は平谷村観光協会のぴ~かん.net」もしくは、まつのやさんのブログ「平谷村御柱祭りの御案内」を参照されたし。飛び入り参加も大歓迎だそうな。
道は橋を渡って右、柳川に沿って東進する。


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諏訪神社から500mほど東進して、振り返って道の駅遠景。
クルマで溢れかえってますな。自民党政権時代に「ETC搭載車に限り高速道路\1000上限」策の所為か、関東・関西方面のクルマが増えている。もっとも今年に限って言えば、カレンダー通りに休んでも五連休なので、帰省した人々が道中で立ち寄った事もあるだろうが。


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前方に橋が見えて来た。これは国道からも見えている橋なのだが、通行可能な橋なのか長らく判らなかったのだが、近づいてみると幅員2m程の人道橋であった。
おそらく対岸の集落に暮らす住人の畑がこちらにあったのだろう。畑仕事に通う為に架けられたと思うが、此岸の袂は夏場は薮となっている模様。今の季節だから容易に接近する事ができたが。


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”道”はこの橋の手前で大きくカーブを描き、段々畑の間を縫うようにして杉林の中に入って行く。
路肩の「曖昧さ」が旧街道っぽい。


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杉林に入って最初のヘアピンカーブを越えたら、真っ赤な鳥居が現われた。
これって、「お稲荷さん」だよな?


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境内に縁起(由来)が掲示されていた。それによればここは「柳稲荷神社」という。
創建は安政四年、という事は江戸時代後期になるのか。ご利益は「養蚕時のねずみ除け」「農作物の害虫防除」だそうだ。


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「柳稲荷神社」脇からの眺め。柳川から地図読みで20m程高度を稼いでいるので、道の駅を見下ろす格好になる。
航空写真を見返すと良く判るが、巨大な道の駅はかつて田圃であった。農地として最適な場所に巨大な道の駅が存在する事が、この村で農地を耕す人が減っている事を物語っている。
逆に言えば、通行に支障を来さない限り、街道は農地に適さない山辺を通しても問題無い訳で、この”道”が旧街道では無いかと考える根拠だ。


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ここまで登って来た道を振り返って。
こうして見てみると、比高20mを稼ぎ出すにしては緩やかな線形だ。チャリで登って来てもさしてしんどく無い事からも、荷馬車なら十分に通行できると思う。


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さほど大きく無い沢を遡って、徒渉点に掛る名も無き橋の袂に、高嶺山登山道の入り口がある。
高嶺山(1599m)の前衛までは林道が整備されており、クルマでも上がれるが、十年ほど前に徒歩登山道が整備された。その入山口がここ。
もう少し奥までクルマで入れるが、路盤は大雨の流水で洗鑿されているので、乗用車では近づかない方が無難だろう。


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ちょっと道幅を計ってみました。(笑)
チャリの全長が概ね1.7m程なので、5ナンバー車なら十分に離合(すれ違い)できる幅が有る事が判る。
”道”の雰囲気は旧街道っぽいのだが、問題はそれらしい遺構が現われないんだよね。山側・谷側共に、土留工はコンクリートブロックか、生コン打ちと昭和に入ってからの施工方法ばかり。石積みは畑の法面にしか見られない。

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小さな尾根を回り込んだら一気に視界が開けて、現道のトラス橋が飛び込んで来た。
「山辺の道」の終焉も近いが、旧街道の証拠は見つかっていない焦りを感じずにはいられない。もしかして見込み違いだったのだろうか。

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