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2010年12月21日 (火)

”奥山”は荒廃しているのか?

最近頻繁に耳にする言葉に「里山・奥山」がある。この定義は実に曖昧な為に、自然保護活動や鳥獣保護活動において、各自の定義のずれから議論が水掛け論になってしまう。そこで”公式な定義”は無いのか?と考えていたところ、森林ジャーナリスト 田中淳夫さんの「森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ」にて、環境省が里山の定義を出している事を知った。
でまぁ、ググってみたところ、「日本の里地里山の調査・分析について(中間報告)」の中において、以下の様に定義されていた。

(以下、引用開始)
里地里山とは、都市域と原生的自然との中間に位置し、様々な人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域であり、集落をとりまく二次林と、それらと混在する農地、ため池、草原等で構成される地域概念である。(二次林約800万ha、農地等約700万haで国土の4割程度を占める。)*一般的に、主に二次林を里山、それに農地等を含めた地域を里地と呼ぶ場合が多いが、言葉の定義は必ずしも確定しておらず、ここでは全てを含む概念として里地里山と呼ぶこととした。
(引用終り)

「二次林」の概念・定義もこれまた厄介で、概念としては自然災害による既存森林の破壊からの、自然復旧も含む様であるが、「里山」を考えるにあたってはむしろ「人為によって利用されて来た森林」と考える方が、話がややこしくならずに済むと思われるので、以後は「植林による人工林を含む、人為利用された森林=二次林」の前提で話しを進めていく事にする。(ふぅ~、用語の定義付けだけで疲れちまう。www)

さて「里山」に関して定義付けできたので、「里山」に含まれない森林が「奥山」となる訳だが、私の実感だと条件にもよるけど、「概ね標高2000m以上で、交通不便な高山帯」になっちまう訳で、ぶっちゃけ「北アルプス・中央アルプス・南アルプスの森林限界高度以上になっちまう訳で。(笑) もうアルピニストの世界な訳ですな。
もともとの気候条件が厳しくて、植物相もその気候条件に適合するものしか生き延びる事が出来ないから、正常なキャパシティであっても、人の目にうつる光景としては「荒れ果てた」と映るかもです。しかし、その気候に適応した植物が繁茂しているのであれば、いくら人の目には「荒れている」様に見えても、それはそれで「豊かな植物相」な訳。

つまり、用語としての”奥山」は、全く荒廃していないって事が結論。
となると、何故「奥山が荒廃している」という声が上がるのか?
次回は、これに焦点を当ててみよう。

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コメント

なんで お役所やら高名な学者が言うと分からんのやろかねえ?
ほんまや~、、読み出して数分で疲れてまうがな。
この頃 寄る年波で特に目は疲れるわ、頭は回らんわ、来年はもっと加速するやろと覚悟してます。
これからも お馬鹿質問いたしますので 呆れずにお付き合いのほど よろしくお願いします。
では メリー クリスマス
       & ハッピー ニュー イヤー!!

投稿: 草刈マッサオの妻 | 2010年12月24日 (金) 08時06分

草妻さん、こんばんは。メリー・クリスマス!

>なんで お役所やら高名な学者が言うと分からんのやろかねえ?
>ほんまや~、、読み出して数分で疲れてまうがな。

あっはっは、疲れちゃいましたか?
私も書いてて疲労困憊だったのですが、「用語の定義」を抜かすと、話が噛み合わなくなっちゃうんです。
例えば、私が「里山」と考えるエリアも、帝都生まれ帝都育ちの妻からみれば「奥山」になるそうで。(笑)
んで、「疲れちゃう」のは、スポーツで言う所の「走り込み(基礎体力)不足」って事なんですね。ちょっときつい運動をするとばてて、消化不良を起しちゃう。

私も老眼の進行と共に、長文の読み書きが辛くなってきていますが、脳味噌への刺激は与え続けねぇとと、思ってます。

投稿: 飛魔人 | 2010年12月24日 (金) 23時36分

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